支笏湖の周辺には雄大な自然と深い歴史を感じることができる多くの場所があります。
季節により変わる自然はいつ訪れても新しい姿で人々を魅了しています。
立ち入りを拒む秘湖オコタンぺ湖
恵庭岳の西山麓にある、エメラルドグリーンの水をたたえたせき止め湖。深い森に囲まれ、アクセスが困難なことから北海道三大秘湖の一つとも言われる。湖面に下りることは禁止されているが、道道78号沿いにある展望台から眺めることができます。
荒々しい力強さを見せる恵庭岳
三角錐の力強い山容をした、標高1,320mの活火山。頂上に到達すると、まゆ型をした支笏湖の全景を望める。緩やかな林道から岩場や急登まで変化に富んだルートは上りで約3時間半ほどかかります。
独特の山容が登山客に人気樽前山
山頂にプリンのような形をした溶岩ドームを持つ、標高1,041mの活火山で、登山口のある7合目まで車で行けるため、ピークまで1時間弱。比較的なだらかな登山道では、イワヒゲやタルマイソウなど季節ごとに咲き誇る高山植物が目を楽しませてくれます。
雄大な風景を頂上から風不死岳
標高1,103m、荒涼とした雰囲気の樽前山とは対照的に、ダケカンバなどの深い森に覆われています。山頂からは、恵庭岳を背景にした支笏湖を見下ろすことができ、樽前山7合目の登山口から「お花畑コース」と呼ばれる樽前山の裾を通るルートが一般的です。
頂上から札幌・石狩湾を一望紋別岳
王子製紙株式会社千歳第一発電所
明治43年の王子製紙苫小牧工場の操業を前にして竣工しました。支笏湖の豊富な水で、現在も水力発電をおこなって支笏湖に電力を供給しています。
野鳥の森
春にはヒメイチゲやフクジュソウから始まり、季節ごとに色々な花を見せてくれます。もちろん野鳥にも出会うことができ、5月頃にはクマゲラの声を耳にすることも。
親水広場
ベンチに座って湖を眺めるもよし、砂浜まで階段が整備されていて、きれいな支笏湖の水辺とふれあえます。
山線鉄橋
支笏湖から流れ出る千歳川には「山線鉄橋」と呼ばれる橋が架かっています。この橋は、北海道内に現存する現役最古の鋼橋で、千歳の有形文化財に指定されています。
王子軽便鉄道ミュージアム山線湖畔驛
かつて苫小牧~支笏湖に敷設されていた王子軽便鉄道の様子をジオラマで再現し、資料も展示しています。
支笏湖ビジターセンター
支笏洞爺国立公園支笏湖一帯の自然の展示解説と公園利用の案内をしています。