支笏湖周辺では四季によってさまざまな動植物をその目にとらえることができます。
四季の変化の大きさと同じように、そこに生きる動植物も季節によって大きく変わり、訪れるたびに新しさをもたらします。
植物
ナニワズ[ジンチョウゲ科]
早春に黄色の小さな花を咲かせる、落葉小低木。
シラネアオイ[シラネアオイ科]
高さ20~25㎝の多年草。野鳥の森や風不死岳などで見られる。
エゾエンゴサク[ケシ科]
雪解けとともに開花し、林床を青く染める。
オオバナノエンレイソウ[ユリ科]
5~6月に特徴的な白い花を咲かせる多年草。
タニウツギ[スイカズラ科]
ラッパ状の花が密集する。紋別岳でよく見られる。
チトセバイカモ[キンポウゲ科]
千歳川や支笏湖に群生する水生植物。夏にウメに似た花を咲かせる。
イワブクロ[ゴマノハグサ科]
砂礫地に生育する高山植物。別名タルマイソウ。
動物
ヒグマ[クマ科]
体長2mにもなる日本最大の陸生生物。風不死岳の森林地帯にしばしば出没。
キタキツネ[イヌ科]
北海道に広く分布。冬も活動し、雪の上に直線状の足跡を残す。
エゾリス[リス科]
昼行性でおもに樹上で生活する。冬眠はしないので、冬でも観察できる。
エゾモモンガ[リス科]
夜行性で樹洞に巣を作り、木から木へ滑空して移動する。
エゾシカ[シカ科]
本州以南のシカより体が大きい。冬季に国道453号沿いで多く見られる。
ヤマセミ[カワセミ科]
千歳川で水面近くを飛ぶ姿が見られる。千歳市の鳥に指定される。
イワツバメ[ツバメ科]
夏に南方から飛来し、温泉街のホテルの軒下などに営巣する。
オオルリ[ヒタキ科]
春から夏、休暇村園地や千歳川沿いで見られる。
クマゲラ[キツツキ科]
通年見られるが、個体数が少なく国の天然記念物に指定されている。